「翠松園」は箱根の小涌谷にある「ふふグループ」の高級旅館です。
お高いですが実際に泊まってみるとむしろコスパが良く感じられました。
一番のポイントは『食事の美味しさ』がずば抜けていることだと思います。
個人的には今まで行った飲食店やお宿を含めても一番美味しいと感じました。
お宿を選ぶときに『食事』を一番重要視されている方には本当におすすめしたいです。
詳しくご紹介していきます。
以下の記事では翠松園の最寄り駅『小涌谷』のおすすめの飲食店や観光スポット、箱根のお土産についてご紹介しています。




行き方・送迎
翠松園の最寄りは箱根登山線の『小涌谷駅(こわきだに)』です。
箱根登山線は山の中を登って行くので、緑に囲まれ自然豊かで癒されました。(7月の写真)
どの季節に行っても四季折々の絶景が楽しめます。
出典:心に届く旅 阪急交通社
出典:箱根ナビ

雪による箱根登山線やバスの運休は
滅多にないので冬でも安心です!
最寄りの「小涌谷駅」に着いてからは、事前予約をすることで宿の方が送迎してくださいます。
高級車のレクサスで来てくださり、なんとも贅沢な体験でした。
※徒歩13分ですが結構な坂道なので、送迎をお願いした方が良いかもしれません。
館内
エントランス・ロビー
宿のエントランスは和風でスタイリッシュな雰囲気です。
出典:一休.com 翠松園
ロビーは大正浪漫を感じさせるレトロで高級感のある空間です。
こちらで座りながらお宿の説明を受け、チェックインを行います。
出典:一休.com 翠松園
敷地内の様子
敷地内は自然がいっぱいで、綺麗に管理されているので空き時間に散策が楽しめます。
樹齢300年の大きなもみじの木も迫力がありました。
秋に行くと紅葉が楽しめそうです。
施設
BAR
お食事処の隣に併設されているバーです。
ロビーの雰囲気と似た、大正浪漫が感じられるレトロでお洒落な空間です。
17時 ~ ラストオーダー22時30分
SPA
『sisley』のスパがあります。
お高いですが贅沢で貴重な体験ができそうです。
出典:一休.com 翠松園
半露天風呂つき客室
お部屋
部屋は『コンフォートスイート/ツイン』です。
一番ランクが下のお部屋ですが、広く高級感があり充分すぎるくらいでした。
半露天風呂
お部屋には源泉かけ流しの半露天風呂があります。
7月に行きましたが、気候に合わせて丁度いい水温に調節されているので、長時間のぼせることなく入れます。
部屋の周りも緑が多く、鈴虫の音を聞きながら心地よく入浴できました。
シャワールームは洗面所の隣にあります。
その他アメニティーなど
冷蔵庫の中には無料のドリンクが数種類と、テーブルの上にお茶菓子がありました。
ネスプレッソのコーヒーマシーンもあり、高級そうなポーションが並んでいました。
女性用の化粧水や乳液などのスキンケア用品は『sisley』です。
その他アメニティーなどはフロントに電話すると、玄関の横にある棚へ外から入れてくださり、対面せずに受け取ることができます。
外出中でも受け取れるので時間を気にする必要がなく、すごく良いシステムだなと思いました。



ヘアアイロン(ストレート・巻き)が洗面所にありました。
持っていく荷物が減らせるのでありがたいです!
大浴場
内風呂・露天風呂・サウナが一つずつあります。
全体的に広くはありませんが、少人数制のお宿なので狭く感じることはないと思います。
水質はクセのないタイプで、硫黄のにおいが強すぎることもなく入りやすいです。
出典:箱根 翠松園【公式】



私が入ったときは自分しかおらず、ゆったりと寛げました。
少人数制のお宿の良いところです!
お風呂から出た休憩スペースにはビール・ポカリスエット・ジュース・牛乳・珈琲牛乳・アイスなどが置いてあり、無料で飲食できます。
お食事
予約の時点で夕食は『日本料理or鉄板焼き』、朝食は『和食or洋食』を選択します。
私は夕食は『日本料理』、朝食は『和食』を選びました。
鉄板焼きも洋食も絶対美味しいと思うのですが、日本料理と和食のほうが工夫やこだわりがより反映されそうな気がします。
夕食(日本料理)
お食事処は仕切りがあり、半個室のような空間になっているので周りを気にせずに食べられます。
献立は以下の写真の通りです。
〈前菜〉
一品一品がどれも美しく美味しすぎました。
少量ずつですが本当に丁寧に作られているのが伝わってきます。
菜っ葉のお浸しまでもがこんなに美味しいとは?といった感じで、もはやびっくりしました。
〈吸物〉
ぷりぷりの海老と冬瓜のお吸い物です。
出汁がとてもしっかりと感じられ、薄味なのにコクや旨味がすごく美味しすぎました。
〈造里〉
お造りです。
どれも新鮮で美味しかったです。
〈強有〉
大きい蛤と野菜を生姜がたっぷりの出汁で煮た、小さいお鍋のようなお料理でした。
蛤がとにかく大きく味が濃く、おつゆにも蛤の味がしっかりと出ていました。
個人的に一番美味しかったです。
〈焼物〉
黒毛和牛の朴葉包みです。
お肉はとても柔らかく、お野菜の甘みがよく感じられる香味味噌との相性も抜群でした。
〈食事〉
揚げた鱧とフライドエッグの入ったごはんです。
味は和風ですが揚げた具材が入っているのでパンチがあり食べ応えがありました。
斬新で創作感も強く、すごく美味しかったです。
〈水菓子〉
ココナッツミルクのかき氷に桃や葡萄が添えられ、甘酸っぱいソースがかかっていました。
デザートも主役級に丁寧に美味しく作られていて、最後まで大満足でした。
<追加メニュー・馬刺し>
追加で熊本県産直送の馬刺しを注文しました。
霜降りで脂がとても甘く、本当に美味しかったです。
馬刺しは脂が少く赤身メインなイメージだったので、とろとろで衝撃でした。
調理はもちろんですが、食材の質にもとてもこだわっていることが伝わってきました。
朝食(和食)
朝食のお食事処はふすまで仕切られた完全個室です。
メニューは自家製豆腐と温野菜、数種類の小鉢や焼き鮭、お漬物にお味噌汁と釜炊きごはんです。
お豆腐はつるっとした気持ちいの良い舌ざわりで、お出汁の餡がかかっています。
お野菜はとても甘くて、旬の厳選された素材を使っているように感じました。
パプリカの自家製ドレッシングも初めて食べる味でとても美味しかったです。
小鉢はお浸し・山菜の煮物・お刺身などでした。
おかずも炊き立てのごはんもとっても美味しかったです。
写真を撮り忘れましたが、最後に甘いフルーツもいただきました。



上手く食レポできず無念ですが、
兎に角どれも驚くほどの美味しさです!!
まとめ
お値段以上の満足度でした。
箱根の高級旅館はたくさんありますが、どこにするか迷っている方は本当におすすめです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。