映画『きみの色』感想!~ちょっと心が疲れたときにおすすめしたい作品~

2024年に上映された『きみの色』というアニメ映画です。

出典:kiminoiro_movie

『けいおん!』『聲の形』などのを作った山田尚子監督の作品です。

当時も映画館で見て、特別盛り上がる場面があるわけではないのですが、とても心に響くものがありました。

たまーに思い出しては「中々サブスクで配信されないな」と残念に思っていましたが、ついに配信が開始され二度目を見ることが出来ました。

内容は三人の高校生がそれぞれ『自分ではどうすることもできない事情』を抱えており、葛藤しながら少しづつ考え方を変え、受け入れ成長していくお話です。

普段生活していると、つい自分だけが大変なように感じてしまいますが、そういう心情がこのような有名な映画の題材にもなっているところを見ると、『みんなが多かれ少なかれそういう感情と共に生きてるんだよな』と思い出させてくれます。

形は違えど自分だけじゃないんだと思うと、少し楽になれるような気がします。

ちなみに一番心に残ったのは以下の言葉です。

『変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を我らにお与えください。変えることのできないものについては、それを受け入れるだけの冷静さをお与えください。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵をお与えください。』

これからは『「変えられること」なのか「変えられない」ことなのか』を識別した上で悩み考えようと思いました。素敵な言葉に出会えました!!

また、内容はもちろん、絵のタッチや色・音楽もとても素敵です。

特に劇中のバンドの音楽は『けいおん!』を作られた監督なだけあって、耳に残る印象的なリズムで最高でした。

この音楽がもう一度聴きたくて配信を心待ちにしていた節もあるくらいです。

そして、エンディングの曲がミスチルなところも、この作品の満足度を最後により上げてくれるポイントだなと感じました。

歌詞は繊細さが強いのですが曲調が明るいので、グッときながらも明るい気持ちで見終われて、なんだか明日、なんなら今から『前向きに生きていくか!』という気持ちになれます。

高校生の子達の心の繊細さを描いた作品ですが、年齢問わず心に響く作品だと思います。

今少し疲れてるなーっという方には特におすすめなので、ぜひ機会があれば観てみてください!

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